建物・ZEBの補助金(補助率・締切時期の集計)

自社ビルやテナントとして借りているフロアの空調・照明・外皮を入れ替えて、建物が使うエネルギーそのものを減らす。あるいは建て替え・増築のタイミングでZEB(ネット・ゼロ・エネルギー・ビル)にする。どちらも工事費が大きく、設備単体の更新より稟議のハードルが上がります。このページは、その建物まわりの工事に使える補助金を、Jグランツ(補助金の電子申請システム)に登録されている公募から集めて数えたものです。国の制度と地方自治体の制度をまたいで、補助率はいくつのものが多いのか・締切は何月に集中するのか・毎年繰り返し出ている制度はどれかを、件数で示しています。

想定しているのは、事務所・店舗・工場の建屋・倉庫といった非住宅の建物について、これから数か月から1年のあいだに改修や建て替えの計画を立てる立場の方です。いま申請できる公募だけでなく、直近5年に募集が終わった公募も同じ母数に入れています。補助金は同じ事業が翌年度にあらためて公募されることが多く、「去年はいつ締め切ったか」が「今年いつ動き出すか」の目安になるためです。ただし過去の実績は次回の公募を保証するものではありません。

Jグランツに登録されている建物・ZEBの補助金

建物・ZEBに関する公募 76件(受付中 4件 / 募集終了 72件) / 10月19日時点

※ 集計対象は、Jグランツの脱炭素・省エネ関連の公募823件(受付中56件・直近5年に募集終了767件)のうち、公募の名称に次の語のいずれかを含むものです:ZEB(33件)/建築物(35件)/省CO2改修(25件)/建築(38件)/ビル(21件)。語は重複して数えているため、合計は76件と一致しません。

※ 名称に語が出てこない公募(例:自治体の「再エネ設備導入補助金」のように複数設備をまとめた制度)は、建物・ZEBが対象に含まれていても集計に入りません。また一覧APIの名称は100文字までしか返らないため、101文字目以降にしか語が無い公募も拾えません(母数823件のうち100文字に達している公募は少数です)。

※ Jグランツ側で「受付中」と扱われていないのに締切日が未到来の公募が5件あります。受付中とも募集終了とも判定できないため、このページの集計には含めていません。

補助率の分布(76件・書かれている中で最も高い率で分類)

稟議に載るのは上限額ではなく補助率です。補助率は自由記述で登録されているため、「2分の1」「1/2以内」などの表記を1/2に揃えて数えています。
1件に複数の率が書かれているとき(「自治体連携型は2/3、それ以外は1/2」など)は、最も高い率で分類しています。自分の案件がその条件に当てはまるとは限らないため、実際の率は必ず各公募の公式ページでご確認ください。

  • 定額(10/10)5件
  • 3/4以上0件
  • 2/322件
  • 1/27件
  • 1/318件
  • その他の割合2件
  • 定額・単価(円建て)0件
  • 公募要領を参照とのみ記載9件
  • APIに値が無い13件
  • 未取得(順次取得中)0件

※ 割合が読み取れた54件のうち9件は、条件によって率が変わる書き方(「自治体連携型は2/3、それ以外は1/2」など)です。各行の合計は76件で、対象件数と一致します。

締切はいつが多いか(76件の締切月)

受付中・募集終了をあわせた76件を、締切の月で数えたものです。同じ事業が翌年度も近い時期に公募されることが多いため、「来年いつごろ動き出すか」の目安になります。

  • 1月1件
  • 2月10件
  • 3月0件
  • 4月3件
  • 5月11件
  • 6月6件
  • 7月13件
  • 8月5件
  • 9月14件
  • 10月7件
  • 11月2件
  • 12月4件

※ これは過去の実績であり、次回の公募時期を保証するものではありません。

繰り返し公募されている制度(18件)

名称から年度・回次・補正予算の表記だけを取り除いて突き合わせ、2回以上公募されている制度を抜き出したものです。見出しはいちばん新しい公募の名称です。同じ制度かどうかをご自身で確認できるよう、公募ごとの締切をそのまま並べています。
なお、年度ごとに名称が変わる制度(例:「需要家主導による太陽光発電導入促進補助金」→「需要家主導型太陽光発電導入支援事業」)は、名称が一致しないためここでは束ねていません。似ている名称をまとめると、別の制度を1つに畳む事故が起きるためです。

令和8年度住宅・建築物需給一体型等省エネルギー投資促進事業費補助金

5回の公募(5つの年度にわたる)

  • 2025年度2026年2月24日 締切 公式
  • 2024年度2025年2月28日 締切 公式
  • 2023年度2024年2月19日 締切 公式
  • 2022年度2023年2月10日 締切 公式
  • 2021年度2022年2月17日 締切 公式

令和7年度 ネット・ゼロ・エネルギー・ビル(ZEB)実証事業(二次公募)

6回の公募(3つの年度にわたる)

  • 2025年度2025年9月26日 締切 公式
  • 2025年度2025年7月9日 締切 公式
  • 2024年度2024年8月28日 締切 公式
  • 2024年度2024年6月4日 締切 公式
  • 2023年度2023年8月28日 締切 公式
  • 2023年度2023年6月5日 締切 公式

令和7年度 オフィスビル等のエネルギー効率化による経営安定事業

3回の公募(3つの年度にわたる)

  • 2025年度2025年10月31日 締切 公式
  • 2024年度2024年10月31日 締切 公式
  • 2023年度2023年10月31日 締切 公式

【令和7年度補正予算・令和8年度】二酸化炭素排出抑制対策事業費等補助金(新築建築物のZEB普及促進支援事業/既存建築物のZEB化普及促進支援事業(令和7年度補正予算三次公募・令和8年度二次公募))

7回の公募(2つの年度にわたる)

  • 2026年度2026年9月30日 締切 公式
  • 2026年度2026年7月17日 締切 公式
  • 2026年度2026年5月12日 締切 公式
  • 2025年度2025年9月26日 締切 公式
  • 2025年度2025年8月22日 締切 公式
  • 2025年度2025年7月18日 締切 公式
  • 2025年度2025年5月9日 締切 公式

【令和7年度補正予算・令和8年度】二酸化炭素排出抑制対策事業費等補助金(空き家等における省CO2改修支援事業(令和7年度補正三次公募・令和8年度二次公募))

6回の公募(2つの年度にわたる)

  • 2026年度2026年9月30日 締切 公式
  • 2026年度2026年7月17日 締切 公式
  • 2026年度2026年5月12日 締切 公式
  • 2025年度2025年9月26日 締切 公式
  • 2025年度2025年7月25日 締切 公式
  • 2025年度2025年5月9日 締切 公式

【令和7年度補正予算・令和8年度】二酸化炭素排出抑制対策事業費等補助金(テナントビルの省CO2改修支援事業(令和7年度補正三次公募・令和8年度二次公募))

6回の公募(2つの年度にわたる)

  • 2026年度2026年9月30日 締切 公式
  • 2026年度2026年7月17日 締切 公式
  • 2026年度2026年5月12日 締切 公式
  • 2025年度2025年9月26日 締切 公式
  • 2025年度2025年7月25日 締切 公式
  • 2025年度2025年5月9日 締切 公式

※ 該当18件のうち、年度数が多い順に6件を表示しています。残りも下の「募集が終了した公募」に掲載しています。

何に使えるか(利用目的)

Jグランツが公募ごとに登録している利用目的の区分を数えたものです。1件が複数の区分を持つため、延べ件数は公募数より多くなります。

  • 設備整備・IT導入をしたい69件
  • エコ・SDGs活動支援がほしい66件
  • 研究開発・実証事業を行いたい25件
  • 雇用・職場環境を改善したい8件
  • 資金繰りを改善したい8件
  • 新たな事業を行いたい5件
  • 販路拡大・海外展開をしたい5件
  • イベント・事業運営支援がほしい5件

※ 集計できたのは76件のうち76件です(未取得0件・APIに値が無いもの0件)。区分は全15種類あり、上位8件を表示しています。

どの業種が対象か

公募ごとに登録されている対象業種(日本標準産業分類の大分類)です。まず押さえるべきなのは、多くの公募が業種を実質的に限定していないことです。集計できた76件のうち71件は15区分以上を列挙しており、業種で門前払いされることはありません。下の棒は、区分を絞っている5件だけを数えたものです。

  • 建設業5件

※ 集計できたのは76件のうち76件です(未取得0件・APIに値が無いもの0件)。

いま申請できる建物・ZEBの補助金(4件)

締切が近い順に並べています。内容は各公募の公式ページでご確認ください。

受付中の補助金をすべて見る

募集が終了した建物・ZEBの公募 72件を見る(2021年10月19日以降に終了したもの)

ここから下は、募集が終了した公募です。いずれも現在は申請できません。

同じ事業が翌年度にあらためて公募されることが多いため、過去の募集時期・補助率の目安として掲載しています。

全72件のうち60件を、募集終了日の新しい順に表示しています(上の集計は72件すべてを母数にしています)。

募集が終了した補助金をすべて見る

出典:Jグランツ(デジタル庁)公開API https://www.jgrants-portal.go.jp/

本一覧は、Jグランツ公開APIから取得したデータを、キーワードによる抽出・重複の除去・締切日が過去のものへの絞り込み・年度ごとの区分け・同一名称の公募の集約・補助金以外の公募(調査業務の委託、事業者登録の公募など)の除外により編集・加工して作成したものです。

本一覧は、国・府省庁が作成したものではありません。掲載しているのはいずれも募集が終了した公募であり、現在申請できるものではありません。過去の内容および今後の公募予定は、必ず各補助金の公式ページでご確認ください。

※ このページの集計は、上記のとおり編集・加工した公募データを当サイトが独自に数えたものです。補助率・締切・対象は各公募の公式ページが正です。

この一覧に無いこと=募集が無いこと、ではありません

この一覧は、Jグランツ(補助金の電子申請システム)に登録されている公募だけを集めたものです。Jグランツへの掲載は各制度の執行団体の任意で、公募中でありながら登録されていない制度があります。この一覧に出てこないことは、その分野の募集が無いことを意味しません。実例と、あわせて確認すべき情報源はこの一覧の範囲と限界(Jグランツに載らない公募)にまとめています。

どうやって「建物・ZEB」の公募を選んだか

※ 集計に使った語は「ZEB/建築物/省CO2改修/建築/ビル」の5語で、いずれも公募の名称に含まれているかどうかだけで判定しています。名称は判定の前に全角英数字を半角に揃えているため、「ZEB実証事業」のように全角で登録されている公募も「ZEB」で拾えています。実測(2026年8月26日)では、「ZEB」だけで拾うと31件、「建築物」を加えると56件、「省CO2改修」で68件、「建築」で73件、「ビル」で76件になり、ここから下に書く2件を除いて74件です。

※ 住宅向けの語(住宅・ZEH・断熱)は入れていません。carbon-guide.com が想定しているのは非住宅の建物を持つ事業者で、戸建・集合住宅の制度を混ぜると軸がぼやけるためです。実測では、この3語を足すと74件が101件になり、増える27件はすべて募集終了で、いずれも戸建住宅・集合住宅の断熱リフォームやZEH化を対象とする制度でした。同じ理由で「施設」も入れていません(足すと31件増えますが、中身は廃棄物処理施設・防災拠点・国立公園の利用施設で、建物の省エネとは別の話です)。

※ 一方で「住宅」を名称に含む公募が74件のうち7件残っています。5件は住宅と非住宅の両方を対象とする「住宅・建築物需給一体型等省エネルギー投資促進事業費補助金」、2件はLCCM住宅の制度です。上の集計はこれらを含んだ数字です。なお「非住宅建築物ストックの省CO2改修調査支援事業」5件は名称に「住宅」の字が入りますが、対象は非住宅です。

※ 逆に、名称に「建築」を含みながら中身が補助金の公募ではなく事業者の登録手続きである公募2件(受付中1件・募集終了1件、いずれも「建築GX・DX推進事業【代表事業者及び事業者の登録】」)は、集計から除いています。除外に使った語は「事業者の登録」の1語だけです。

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建物・ZEBに限らず、エネルギー・脱炭素分野で現在受付中の補助金は受付中の補助金一覧に、募集が終了した公募は過去の補助金(募集終了)にまとめています。

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掲載内容は作成時点の情報であり、応募要件・締切は変更されることがあります。補助率・締切・対象は各公募の公式ページが正です。申請にあたっては必ず各公募元の公式ページでご確認ください。詳しくは免責事項をご覧ください。